ヴェネツィア

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2012年の本屋大賞にノミネートされた「ピエタ」。
ヴィヴァルディの死、という出来事から始まる物語。
ヴェネツィアが生んだ偉大な作曲家に関わる人々から、
その時代を生きたそれぞれの人生が少しずつひもとかれる。

だれも思い通りに生きられる人はいない。
生まれた家や育つ環境、能力、時代、
そばにいる人によって人生は大きく変わる。
それらを全部引き受けて、胸に納めて、前に進んでいく。
遠いイタリアの小さな町でも、みんなそうなんだ。

折しも、カーニバルのおみやげのマスクが届き、
マスクをつけて身分を隠し、
自らの出生を探るエミーリアのことを思いました。
身分という枠にまだ縛られていた18世紀、
カーニバルの時期にこのマスクは
たくさんの心躍る体験を人々にもたらしたことでしょう。

l'estro armonico
作品のモチーフになっているヴィヴァルディの協奏曲です。
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by brighten-s | 2012-02-26 18:12 | | Comments(3)
Commented by 里山コウ at 2012-02-27 22:53 x
すみません私、あまり本読みませんが、本屋大賞という言葉を
聞いてなつかしく、思い出しました。
第一回本屋大賞(2003年)「博士の愛した数式」これは
自分としては、珍しく最後まで読みました。とても面白かった
です。今は「生物と無生物のあいだ」福岡伸一を見始めました。
自分勝手な内容ですみません。
Commented by Sayuri at 2012-02-28 11:13 x
素敵ですね。実はクラッシック好きです。日本で本を買ってくるの忘れました!
Commented by brighten-s at 2012-02-29 16:18 x
*里山コウさん、うちにも福岡伸一ファンがいます。
私は反対に物語しか読めないんですよ...
「博士の愛した数式」はそういう意味で中道かもしれません。
*Sayuriさん、クラシック好きですか。
そちらでは気軽にコンサートも楽しめますか?
私はYouTubeで結構聞いてます♪ちょっと寂しい...
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